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atree 黙々木々 blog

木を使ってとりあえず何かする+ 日々のこと少し…

付加価値・イメージに踊らされてはいけない国産材

住宅などでやはり誤解の多い国産材の価値について、実際どうなのかを書いてみました。


高いと思われがちな国産材

国産材と聞くとなにか高級なイメージがある。吉野杉や木曽檜、最近では信州唐松などなど。聞いただけで高そう…と、木材屋の私も思うくらい。

実際の価値

ふと、2〜3年前に市場で吉野杉の4m×30cmの大きな丸太を買った女性の記事を思い出した。

news.yahoo.co.jp

女性がSNSに丸太を買った事を投稿すると、何万…いや何十万はするという声すらあがったという。

実際は1本14,400円。この金額すら吉野杉のブランド力を感じる。
私の住む長野県で同じ杉を買ったら1本5,000円くらい。大きさの割にはそんなに高い買い物でもないわけで…
木曽桧だってそう。実際はイメージするような大きな桧はなく人工林で伐採地が木曽というだけ。
人工林の木曽桧の30cmでも1本8,000円がいいところ。製材、乾燥、仕上げまでされた木曽桧の4mx105mmx105mmの柱でも1本4,000円ほどでしょうか。

意味のない国産材の付加価値

木材に限っては産地をうたって付加価値をつけるのはそこまで意味がない…と思う。
産地で選ぶなら、はっきり言ってカナダとかロシアの外材。国産材で樹齢100年というと「お~」となるが、外材だと、まぁ普通といった感じ。
仕上がった製品の場合、価格も大して変わらないので目の詰まった丈夫な外材のほうがいいに決まっている。木の性能に関しての「国産」は自己満や地産地消とか地場に貢献してるとか、そんな感じ程度。

意味のある国産材の付加価値

まずでてくるのが助成金。外材に負けていても強度等で問題がなく、助成金がもらえるなら国産材を選ぶべき。地域によって差があるが国産材や県産材を使うならまず助成金。次に香りや見た目、希少価値など。こればかりは木によって様々であり、人の好みも様々。あとは製材方法や乾燥方法、塗装、精度等。フローリングの実の形状だったり壁の貼り方などなど、技術的なところ。樹脂を注入してある木なんかもある。他にもあると思うがとりあえず。
下記は製材方法と希少性で付加価値をつけた弊社のフローリング材&貼り方、塗装、製材方法で付加価値をつけた林友さんの外壁。
正直に言うと外材でこれをやったら性能面ではまず勝てない(笑)
www.atree-4011.com
信州カラマツでつくる美しい木の外壁|カラマツT&Tパネル
最近ではアンティーク加工された材や朽ちた材なども故意に使うことも多々あるので昔ながらの木材の価値というのも薄れてきているのかなと思います。

まとめ

住宅に関して…はっきり言って国産材は希少性などの拘りがとくになければ無理して使う必要はまったくありません。ただ助成金で外材を使うよりも大幅に安くすることができる場合があるので、その辺は明らかなメリットです。国産材のほうが加工の精度がいい場合がありますが普通に流通している木材を適材適所に使えば国産材も外材もそこまで極端な差はないように思います。重要なのは適材適所に使ってくれたり、自分の思いを形にしてくれる作り手の問題かな。えんど!

今後とも赤羽工業有限会社をよろしくお願いいたします。
www.atree-4011.com

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